【中途エンジニア採用着眼点調査】選考で最も重要視する点、「技術力」と「コミュニケーション能力」がほぼ同率
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レバテック株式会社が運営するITエンジニア・クリエイター専門エージェント、レバテックキャリア( https://career.levtech.jp/ )は、中途採用担当者300名を対象に、ITエンジニアの選考着眼点について調査を実施しました。
Summary
選考で最も重要視する点、「技術力」と「コミュニケーション能力」がほぼ同率
中途エンジニア採用において、選考で最も重要視している点は「技術力(48.0%)」でした。ついで、「コミュニケーション能力(45.3%)」「転職理由(25.0%)」と続きます。即戦力人材のニーズが高まるエンジニア採用において、技術力だけでなく顧客や社内メンバーと円滑に連携できるかどうかも、エンジニアに求める重要な要素であることが伺えます。(複数回答)
印象が良いプログラミングの自己学習経験について、1位は「外部の勉強会やイベントに参加する(37.7%)」という結果になりました。ついで、「他のエンジニアと直接コミュニケーションを取る(36.0%)」「技術ブログや記事を読む(31.7%)」でした。1人で完結する学習方法ではなく、外部とのコミュニティ形成など他者を巻き込んだ取り組みの方が、採用担当者からの印象が良いようです。(複数回答)
一方で、印象が良いプログラミングの自己学習経験として回答が少なかったのは、「YouTubeなどの動画サイトを見る(7.0%)」でした。ついで、「副業などで実務経験を積む(11.3%)」「リファレンスマニュアルを読む(18.3%)」となりました。
実務経験で最も評価が高いのは、「要件定義や設計などのシステムアーキテクチャ経験」
エンジニアの実務経験の中で、最も評価が高い業務の1位は「要件定義や設計などのシステムアーキテクチャ経験(47.3%)」、2位は「プロジェクトマネジメント経験(41.7%)」でした。多くの企業では、設計やマネジメント経験が高く評価されるようです。ついで、「システムの保守・運用経験(31.3%)」「アルゴリズムの実装開発経験(24.0%)」と続きます。(複数回答)
業態別でみると、自社開発企業では「要件定義や設計などのシステムアーキテクチャ経験(32.1%)」が最も多く、ついで「アルゴリズムの実装開発経験(26.9%)」「プロジェクトマネジメント経験(26.9%)」でした。
SIerの場合、「プロジェクトマネジメント経験(55.2%)」「要件定義や設計などのシステムアーキテクチャ経験(54.0%)」が過半数を占め、ついで「システムの保守・運用経験(28.7%)」と続きます。
SES・派遣では、「要件定義や設計などのシステムアーキテクチャ経験(54.7%)」が最も多く、ついで「システムの保守・運用経験(40.6%)」「プロジェクトマネジメント経験(35.9%)」となりました。
この結果から、どの企業でもプロジェクトマネジメント経験や要件定義・設計などの上流工程の経験が、比較的高く評価をしていることが読み取れます。
選考のお見送り理由、1位は「コミュニケーション能力が低い」
エンジニアの中途採用において、評価が高いエンジニアの共通点で最も多かったのは「技術的なセンスや素養がある(36.0%)」となりました。ついで、「顧客や関係者との調整力が高い(30.3%)」「マネジメント能力が高い(26.3%)」「論理的思考力や分析力に長けている(25.0%)」と続きます。
前述の選考で重要視する着眼点と同様に、技術力だけでなく顧客折衝や社内調整などに必要なスキルを持っている人材が、高く評価されているようです。
一方、選考のお見送り理由で最も多いのは、「コミュニケーション能力が低い(39.3%)」でした。ついで、ほぼ同率で「技術力不足(38.3%)」の回答が多く、「人柄や性格面に懸念がある(26.3%)」「話に一貫性がない(24.0%)」と続きます。たとえ技術力が高くても、コミュニケーション能力や論理的思考力など、ヒューマンスキルが懸念で採用を見送るケースが多いことが明らかとなりました。
<レバテックキャリア事業責任者からの一言>
今回の調査から、中途エンジニアの採用面接では、PM経験や要件定義・設計などのアーキテクチャ経験の評価が高いことが明らかとなりました。さらに、技術力だけでなくコミュニケーション能力や他者との調整力など、ヒューマンスキルを求めていることが伺えます。このことから、チームやプロジェクト全体をリードできる人材の需要が特に高いと言えるのではないでしょうか。転職を検討している方やエンジニア採用を進める担当者の方は、ぜひ参考にしていただけると幸いです。
<調査概要>
調査対象:中途採用担当者300名
調査年月:2022年5月24日~2022年5月27日
調査方法:Webアンケート調査
有効回答数:300名
調査主体:レバテック株式会社
実査委託先:楽天インサイト株式会社