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中高生がエンジニアを目指したい理由 「自分が作ったもので社会に貢献したいから」

中高生のエンジニアに関するイメージ調査

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レバテック株式会社が運営する、ITエンジニア専門新卒向け就職支援エージェント、レバテックルーキー( https://rookie.levtech.jp/)は、中高生326人を対象に、エンジニア職に関するイメージ調査を実施しました。

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調査はこちらからもご覧いただけます。
https://levtech.jp/partner/guide/research/detail/286/

約4割の中高生が「社会に必要とされる仕事」や「専門知識や技術を必要とする仕事」に憧れを抱く

  中高生に対して「どのような職業に憧れを持つか」を聞いたところ、「社会に必要とされている仕事(45.4%)」が最も多い結果となりました。ついで「専門知識や技術を必要とする仕事(44.5%)」「人の役に立つ仕事(41.1%)」と続きます。

 中学生・高校生ともに、将来の仕事を考える上で「社会に必要とされている仕事か」を重要視する傾向があるようです。また、その分野のプロフェッショナルとして専門性を発揮しながら働く職業に憧れを抱く中高生も多いことが見受けられます。

約半数以上の中高生がエンジニアの仕事内容を具体的に知らない

 エンジニアという職業について、全体の56.7%が「名前は知っているが、どんな仕事をしているかは知らない」と回答しました。

 エンジニアという職業を知っている*1と回答した中高生に、「エンジニア職」についてのイメージを聞いたところ、7割以上が「専門性の高い職業である(73.4%)」と回答しました。

 「高収入を期待できる(22.8%)」や「社会的需要の高い(20.3%)」などといった回答も上位に並んでおり、エンジニア職へポジティブなイメージを持っていることが分かります。

エンジニアを知っている中高生の約4人に1人が「将来エンジニアを目指したい」と前向きな回答

 エンジニアという職業を知っている*1と回答した中高生に対して、「エンジニアという職業を目指したいと思うか」聞いたところ、「とても思う(3.8%)」「どちらかというと思う(24.8%)」という回答が合わせて28.6%となりました。エンジニアという職業を知っている*1と回答した中高生の約4人に1人が、将来エンジニア職を目指すことについてポジティブに考えていることがわかります。

 エンジニアを目指したいと思う理由については、1位は「自分が作ったもので社会に貢献したいから(43.4%)」となり、「世の中にないものを作り出したいから(42.2%)」「自分が作ったもので誰かを喜ばせたいから(38.6%)」が続きました。

 

  一方、エンジニアを目指したいと思わない理由で最も多かったのは「プログラミングが難しいイメージがあるから(52.2%)」となり、約3人に1人が「何をしているのかイメージがつかないから(34.8%)」と回答しました。 

 近年、プログラミングや情報セキュリティ・モラルについて学ぶだけでなく、体験的な学びを取り入れる学校もありますが、そのような機会を提供できている学校はさほど多くありません。今後も実践的な取り組みを強化し、学生が理解を深めるための機会を増やしていくことが必要となりそうです。 

*1 エンジニアという職業について「どんな仕事をしているかも知っている(32.2%)」「名前は知っているが、どんな仕事をしているかは知らない(56.7%)」の合計(290名)

〈事業責任者のコメント〉

 今回の調査では、中高生の約4割が「専門知識や技術を必要とする仕事」に憧れをもつことが分かりました。エンジニア職に対しては「専門性が高い」「高収入」「社会的需要が高い」といった印象を抱いていることが明らかになった他、エンジニアという職業を知っている*1と回答した中高生の約4人に1人がエンジニア職を目指すことについて前向きに考えていることもわかりました。2021年からのプログラミング教育必修化に伴ってプログラミングがより身近になり、エンジニアという職業に興味を持つ学生も増えたのではないでしょうか。

 一方、中高生の約半数以上が「エンジニアがどんな仕事をしているかは知らない」と回答していることから、仕事内容について知る機会が少ない現状が浮き彫りになりました。ポジティブな印象を抱きながらも実際の業務まではイメージしづらく、求められる専門性の高さから、エンジニアを目指すことがハードルが高いと感じている人も多いのではないかと考えられます。

 少子高齢化による労働人口の減少やデジタル需要の急速な拡大によるIT人材不足は日本における喫緊の課題です。この社会課題を解消するためには国内でのIT人材の育成が急務であり、次世代を担う学生に対してエンジニアの仕事内容やその魅力を積極的に伝え、興味を持って学び始めるきっかけを提供していくことが、その一歩になると言えます。国と企業が協力しながら「プログラミングが社会にどう役立てられているのか」を体験する機会を増やすこともますます重要になるでしょう。レバテックでは、中高生に向けてセミナーや職業体験機会の提供等を実施し、エンジニア職のやりがいについての理解を促していくことで、「日本を、IT先進国に。」の実現を目指していきます。

<調査概要>

調査対象:中学生165名、高校生161名(中学生は保護者による代理回答)
調査年月:2024年5月15日~2024年5月17日
調査方法:インターネット調査
調査主体:レバテック株式会社
実査委託先:GMOリサーチ&AI株式会社


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