AI・DX関連のITフリーランス案件数は昨年比約3.1倍、出社回帰で働き方の二極化が進む
「PM」登録者数は1.8倍、案件数は3倍以上に増加
IT業界に特化した人材・コンサルティング事業を展開するレバテック株式会社( https://levtech.jp/ ) は、「ITフリーランス市場動向」を発表します。本記事では、レバテックのデータをもとに、ITフリーランス市場における需給の変化を公開します。
Summary
ITフリーランスの案件希望者は前年同月比136%、「PM」の登録者数は約1.8倍に増加
ITフリーランスの案件希望数は、2026年6月時点で前年同月比136%と増加傾向が継続しています。中でも「PM(プロジェクトマネージャー)」の登録者数は前年同月比で約1.8倍に伸長しています。背景には、自身の市場価値をリアルタイムに評価されたいというマインドの高まりや、プロジェクト単位で複数案件に携わりたいというキャリア観の多様化があると考えられます。
AI・DX案件数は前年同月比約3.1倍、PM案件数は3年で3倍以上に増加
AI・DX関連の案件数は、直近1年間で約3.1倍へと急激な拡大を見せています。さらに「PM」の案件数は直近3年間で3倍以上に増加しており、上流工程のニーズが極めて高い状態です。
現在は、単にAIを導入するフェーズからビジネスの現場に実装して成果を出すフェーズへ移行しており、技術的な理解と現場の業務フローの双方をハンドリングできる人材への需要が集中しています。
フルリモート案件の案件比率は約30%まで縮小、出社を伴う働き方がスタンダード化
2026年6月時点のフルリモート案件のシェアは、全体の約30%まで縮小しました。正社員と比較してフリーランス形態であれば実現可能性が高いと捉えられていたフルリモートですが、現在は週数日のリモートなど出社を伴う働き方がスタンダード化しています。
近年、出社回帰に舵を切る企業も少なくありません。AIの浸透により、DX・AI推進といった経営の根幹に関わる重要プロジェクトの増加なども見られ、一部でも出社が可能なフリーランスの需要が再び伸びているのではないかと考えられます。
〈レバテック株式会社 代表執行役社長 泉澤のコメント〉
AIの進化によって、ITフリーランス市場では「求められる業務」と「求められる人材」が大きく変化しています。定型的な開発・運用業務はAIによる代替が進む一方で、AIを現場で活用し、プロジェクトを成功に導くPMやコンサルタントなどの上流人材への需要は引き続き拡大しています。
レバテックのデータにおいても、AI・DX案件数の増加に伴いPM案件は3年で3倍以上に増加するなど、従来のコーディングスキル単独の案件と比較してAIを使いこなし戦略から実装までを担当する案件の需要が拡大していることが分かります。
今後はAIを使いこなす技術力だけではなく、ビジネス課題を理解し、多様なメンバーやAIをつなぎながら成果を生み出せる人材の価値が、これまで以上に高まっていくでしょう。
◆泉澤 匡寛・プロフィール
2017年、レバレジーズ株式会社に入社。新規事業の責任者として、IT特化型就職支援サービス「レバテックルーキー」や、複数サービスを立ち上げ、事業の基盤を築く。
2021年、レバテック ITリクルーティング事業部部長に就任し、事業戦略の立案、採用、業務最適化を推進し、複数ブランドの成長を多角的に牽引。2023年4月にレバテック執行役員に就任し、2025年4月1日付で執行役社長に就任。


