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約半数の学生が就活早期化、そのうち約7割の学生が就職活動の動き出しを「1~2ヶ月」前倒し

新型コロナウイルス感染拡大に伴う、22年新卒エンジニア希望学生の就活動向

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レバテック株式会社が運営する、ITエンジニア専門新卒向け就職支援エージェント、レバテックルーキー(https://career.levtech.jp/rookie/)は、2022年入社予定のエンジニア就活生256名を対象に、就職活動に関する意識調査を実施いたしました。

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約半数の学生が就活早期化、そのうち約7割の学生が就職活動の動き出しを「1~2ヶ月」前倒しに

全体の半数近くの学生が、新型コロナウイルスの影響を受けて、当初の予定よりも就職活動の動き出し※が早くなっていることが明らかになりました。

実際に、21年卒学生が新型コロナウイルスの影響で就活に苦戦していたことを見受けて、早期に就職活動を始める学生が増えていることが考えられます。

また、就職活動が早期化した学生のうち、6割以上の学生が「1~2ヶ月」、約2割の学生が「3~4ヶ月」前倒しになったと回答しました。「早期就活」という考え方は、22年卒以降も一般化してくることも考えられます。

※就活動き出しの定義:Webでの情報収集ではなく、実際に就活イベントや選考会への参加や、エージェントに相談するなど

約5人に1人が年内の内定承諾を検討

2021年4月までに就職活動を終わらせたいと回答した学生が最も多く、全体の約45%という結果になりました。また、早期就活と言われる年内の内定承諾も全体の18%程度と、約5人に1人が年内で就活を終わらせるつもりであることも、明らかになりました。

近年では、早期に就活を終わらせ、残された入社までの期間で、自己研鑽のための学習やオリジナルの成果物を作成したり、内定者インターンに参加して実務経験を積むなど、エンジニアを志す学生ならではの、時間の使い方をする学生もいます。

就活市場の動きとしては、2021年卒から経団連が定める就活ルールを廃止し、政府主導に引き継がれましたが、既存の就活ルールの沿った採用スケジュールを踏襲すると発表しました。

しかし、全体の約85%が2021年4月までに就職活動を終わらせたいと回答していることから、新卒エンジニア採用をする企業は、例年よりも早く本選考開始を検討する必要があることが、アンケート結果から読み取れます。

既に本選考の需要あり、内定獲得を狙う学生も多数

全体の65%の学生が、内定獲得に繋がる本選考があれば「積極的に受けたい」と回答しました。

例年であれば、この時期サマーインターンへの参加や業界研究など、就活準備をするのが一般的でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けてか、既に本選考の需要が高まっていることが見受けられます。

また、選考を受ける目的として、全体の半数以上の学生が「早期に内定が欲しいから」と回答し、練習として選考を受けるのではなく、内定獲得を目指して本選考を受ける学生が多数いることが明らかとなりました。

新型コロナウイルスの感染拡大による企業の業績の落ち込みが、採用活動にも影響を及ぼしており、採用活動を控える企業も多くなっています。その「焦り」や「不安」から、学生は「早く内定を取りたい」という、気持ちが強くなっていることも考えられます。

内定承諾までの比較検討企業数、約5割が「5社〜8社」と回答

ITエンジニアを目指す学生の就職活動において、内定承諾をするまでに比較検討する企業は、約5割の学生が「5~8社」と回答しました。

「1~4社」と「9~12社」と回答した学生は、どちらも全体の2割程度を占めており、「10社」近く受ける学生もいれば、「4社以内」と少ない企業数の中で意思決定する学生もいるようです。

1人の学生が面接回数3回の企業を「8社」比較検討すると仮定した場合、週に2回面接を受けたとして、約2~3ヶ月で就職活動が終了するということが想定できます。

本アンケート調査結果通り、仮に22年卒学生の全体の約85%が2021年4月までに就職活動を終了するのであれば、遅くとも年明けまでには本選考を開始することが、企業には求められる計算になります。

就活早期化は、就活生だけでなく企業側にも例年の採用から大きな変化をもたらすのではないでしょうか。

■調査概要
調査対象:エンジニア職で就職活動中の2022卒の大学生(レバテックルーキー登録者)
調査集計期間:2020年6月10日〜2020年8月18日
調査方法:Webアンケート調査
有効回答数:256名
調査機関:レバテック株式会社 レバテックルーキーリサーチ


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