社会人エンジニア、転職活動中に選考を受けたい企業数で最も多いのは「1〜3社」
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レバテック株式会社が運営する、ITエンジニア特化型転職支援エージェント、レバテックキャリア( https://career.levtech.jp/ )は、社会人エンジニア300名を対象に、ITエンジニアの転職意識調査を実施しました。
入社を決めるまでに受けたい企業数、最も多いのは「1〜3社」
社会人エンジニアが転職活動をするならば、入社を決めるまでに最低でも受けたい企業数で最も多かったのは、「1〜3社(73.7%)」となりました。ついで、「4〜6社(21%)」「7〜9社(3.3%)」と続きます。全体の9割以上の社会人エンジニアが、1社から6社の選考を受けて転職先を選定するようです。
入社を決めるまでに10社以上の選考を希望する人は、全体の2%に留まり、ごく少数となりました。エンジニアの中途採用担当者は、候補者が受けたいと思う企業に選ばれるよう、エントリーの獲得方法や採用ブランディングなどを強化する必要がありそうです。
入社するまでに保有したい内定数、半数以上が「1社」と回答
社会人エンジニアが、入社を決めるまでに最低でも保有したい内定数で最も多かったのは、「1社(53.7%)」でした。次いで、「2社(32.3%)」「3社(12.3%)」と続きます。ほとんどの社会人エンジニアが、1社から3社の中から入社先を決めたいと考えているようです。
新卒エンジニアの場合、入社を決めるまでに保有したい内定企業数は「2~3社(60.3%)」、次いで「4〜6社(21.0%)」でした*1。今回の調査結果から、社会人エンジニアは新卒エンジニアよりも、選考を受ける企業数及び希望する内定保有数が少ないことが分かりました。
エンジニアの中途採用担当者は、他社選考状況や候補者の意向を汲み取った上で、柔軟かつスピード感を持って選考を進めると良いでしょう。
※1:【2021年7月発表】23年度卒エンジニア就活意識調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000396.000010591.html
2021年、社会人エンジニアで転職した人は4%
2021年1月から12月の間に転職活動したエンジニアは、回答者全体の約1割となりました。さらに、転職活動を経て実際に転職先への入社が決まったのは、全体の4%です。
2021年1月から12月の間に転職活動した人のうち、選考を受けた企業数で最も多かったのは「1~3社(51.9%)」でした。ついで、「4~6社(25.9%)」となり、前述の「選考を受けたいと思う企業数」ランキングと乖離がない結果となりました。
転職活動をする社会人エンジニアにとって、5社前後が転職先を決定する上で十分な企業数だと言えます。
<レバテックキャリア事業責任者からの一言>
今回の調査から、社会人エンジニアの転職活動において、選考を受ける企業数や希望する内定保有数の傾向が明らかとなりました。半数以上のエンジニアが、最低1社から3社で転職先を選定しており、自分に合う企業を吟味してから選考を受けているようです。
ITエンジニア人材不足や、新型コロナウイルス感染拡大の影響などにより、中途採用はますます難化傾向にあります。エンジニアの中途採用をする採用担当者は、候補者の選考参加意志を獲得できるよう、求人票のアップデートや採用ブランディングの強化などをしていく必要があるのではないでしょうか。
<調査概要>
調査対象:社会人エンジニア300名
調査年月:2022年2月8日~2022年2月13日
調査方法:Webアンケート調査
有効回答数:300名
調査主体:レバテック株式会社
実査委託先:楽天インサイト株式会社