自由な働き方を求め10代~20代の登録が拡大。フリーランス登録者約3.4倍に増加
【レバテック版】フリーランスITエンジニア動向総まとめ2020発表
- フリーランス
レバテック株式会社が運営するITエンジニア・クリエイター専門エージェント、レバテックフリーランスは、2019年から2020年に新規登録された求職者データをもとに、今年のフリーランスITエンジニアの動向調査を実施しました。
全文は下記リンクよりご覧いただけます。
https://career.levtech.jp/guide/knowhow/article/574/
Summary
フリーランス登録者数は2016年から約3.4倍に増加
レバテックフリーランスの登録者数は2016年から2020年までに約3.4倍と年々増加しています。
昨今の働き方改革の推進で、「フリーランス」「個人事業主」といったキーワードのメディア露出が増えフリーランスという働き方がより身近な存在になったことや、リモートワークの普及により勤務地や出勤時間に縛られないワークスタイルへの憧れから、フリーランスに転身するエンジニアが増えています。
フリーランス人材のメインスキルはJavaが3割弱でトップ
レバテックフリーランス登録者のメインスキル(プログラミング言語)の割合は、Javaがトップで29.1%、次いでPHPが13.8%、C#・C#.NETが10.8%という結果になりました。
20代が全体の4割超、30代は現場との関係を維持
レバテックフリーランスでは10代~20代の登録割合が拡大しており、全体の約43%を占めています。
学校教育でプログラミングを体系的に学んできたデジタルネイティブ世代がフリーランス市場に進出してきました。
投下したリソースに対して報酬が明確なフリーランスの働き方に惹かれている方も多く、「自分の今のスキルではフリーランスが務まるか」という力試しの気持ちでエージェントに登録する場合もあります。
一方で30代以上の割合はやや縮小の傾向です。すでにフリーランスとして働いている中堅人材はコロナ禍で市場の先行き不透明な中、現場との契約関係を維持する動きに出ていることが考えられます。
C#・C#.NETとJavaの割合が拡大。製造業・金融業の開発投資抑制が影響
各プログラミング言語別の登録人材の割合は、昨対比でC#・C#.NET、COBOL、Javaという順に増加しています。今年前半に起きた製造業・金融業の開発投資の抑制で、案件解約にあったエンジニアが市場に流出したことが要因として挙げられます。特にC#・C#.NETの案件数が3月から7月にかけて大きく落ち込み、該当スキルを持った人材が次の現場を求めてエージェントに登録するケースが多く見られました。
Rubyは衣料系のECサイトなどBtoCのWeb系企業の業績不振が一因で割合が縮小しています。昨年好調だったPythonは、今年に入り機械学習ブームが若干落ち着いたことに加え、機械学習などPythonが強いRD領域への投資が昨年度後半から縮小し、案件数が減少し始めたことにも影響を受けている可能性があります。
調査概要
調査対象:レバテックの新規登録者のうち、特定のプログラミング技術を用いた実務経験がある人材の登録データ
調査期間:2019年1月1日~10月31日、2020年1月1日~10月31日
※フリーランス登録者数の伸び率のみ、2016年1月1日~2020年10月31日のデータを用いて算出
調査方法:レバテック株式会社が保有する対象期間中の登録者データを集計