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次世代クリエイター育成を支援、就職活動を控えた学生68名に向けて出張講義を実施

 

レバテック株式会社は、2025年11月11日(火)岩崎学園 横浜デジタルアーツ専門学校にて、CG科2年生68名を対象に出張講義を実施しました。本講義では、企業から高く評価されるポートフォリオの作り方をテーマに、弊社キャリアアドバイザー・内町が登壇。基礎的な制作手法から、採用現場で評価される具体的なポイントを解説し、学生一人ひとりへの個別添削やキャリア相談を行いました。

■背景
 近年、海外からも注目を集める日本のゲーム・CG・アニメなどのコンテンツ産業は、急速な成長を続けています。経済産業省も2033年までに海外売上を20兆円に拡大する目標を掲げており、次世代クリエイターの育成が急務とされています。

こうした状況下、クリエイターやエンジニアの需要は急速に高まり、企業にとって優秀な人材の確保は重要課題のひとつとなっています。レバテックは教育機関との連携や学生向け講義・イベントを通じ、次世代クリエイターの育成支援を行う一環として、本講義を実施しました。

◆今回出張講義に伺った「岩崎学園 横浜デジタルアーツ専門学校」様◆

■講義の様子
講義は1限と2限に分かれ、以下のテーマで進められました。

<1限:業界動向と採用市場のトレンド解説>

 前半パートでは、業界の最新動向や採用市場のトレンドをデータとともに紹介。学生が就職活動前に押さえておくべき現状や、将来のキャリアを形成するうえで重要なポイントを解説しました。

エンタメ業界(ゲーム・アニメ・映像など)は他業界と比べて就職難易度が高い傾向にあり、十分な準備が必要であることを強調。一方、3DCGの求人はゲームや映像だけでなく、アニメ、Vtuber、AR/VRなど多様化しており、需要の裾野が広がっていることも説明されました。

<2限:ポートフォリオ作成講座>

後半パートでは、ポートフォリオ作成の基本に加え、他の学生と差をつけるポイントや採用担当者の印象に残る見せ方について、弊社経由で活躍するフリーランスクリエイターの実例を交えて解説しました。

「ポートフォリオは自分を表現する“最強の営業ツール”である」というメッセージとともに、完成度の高さが就職活動の結果を左右する重要な要素であることが改めて伝えられました。

トンマナやUIの設計、アウトプットの多様性など、採用担当者の心を動かすポイントが具体的に紹介され、学生たちは熱心にメモを取りながら耳を傾けていました。

■個別添削では学生から積極的な質問も

 個別添削では、学生一人ひとりの質問にキャリアアドバイザーが回答。学生が作成したポートフォリオをその場で確認し、構成の工夫や画面設計のポイント、制作意図の具体的な書き方など、応募時に評価されやすい実践的なポイントを細かくレクチャーしました。

学生からは「作品の強みをどう言語化すべきか」「ゲーム会社向けにポートフォリオを調整するには?」などの質問が多く寄せられ、講義終了後も積極的に個別相談する学生の姿が多く見られました。

■学生のコメント(※一部抜粋)

◎実際のプロのポートフォリオを見られたのが貴重だった
「講義では、現場で活躍するプロやフリーランスのポートフォリオを実際に見せていただき、企業が求めるクオリティの基準や、目指すべき理想像を具体的に理解することができました。自分の作品にもその場でフィードバックをいただき、改善の方向性が明確になりました。」

◎採用目線でポートフォリオの具体的な評価軸を知れた
「ポートフォリオ作成の基礎だけでなく、企業がどのような観点で評価しているのか、具体的な評価軸まで解説していただけて大変参考になりました。特に、“何を載せるか”だけでなく“あえて載せない判断をする”という視点は、自分にはなかった気づきで、今後作品を精査する上で大きなヒントになりました。」

◎狭き門でも、諦めず挑戦し続ければ道は開けると感じた
「業界全体の就職トレンドや志望企業の難易度など、これまで知らなかったデータを交えて説明してくれたことで、業界理解が深まりました。厳しい面もあると知る一方で、諦めずに挑戦すれば道は開けると感じました。」



■登壇者コメント

”納得感のあるキャリア”に辿り着いてほしい。

 
これまでキャリアアドバイザーとしてクリエイターの方々を支援してきた中で、第一線で活躍されている多くのフリーランスの方を見てきました。一方で、案件獲得に苦戦し、志半ばで業界を離れてしまった方や、夢を諦めざるを得なかった方に出会ってきたことも事実です。

クリエイターのキャリアは「狭き門」とも言われますが、実際には需要の裾野が広がり、ゲーム業界以外でも案件数・求人数は増加傾向にあります。

今回の講義が、そういった現状を適切に理解した上で「自分はどんなクリエイターになりたいのか」を考えるきっかけとなり、一人ひとりが納得感のあるキャリアを築いていく一助となれば幸いです。レバテックとして、そして私個人としても、これから挑戦を続ける皆さんを心から応援しています。


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