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レバテック株式会社 代表執行役社長 髙橋 悠人

レバテック株式会社
代表執行役社長

髙橋 悠人

留学中に感じた、
日本が抱える課題

ITが社会を支える時代になりましたが、日本のIT業界は人材不足と技術の遅れに直面しています。
国内のIT人材不足は深刻で、教育体制が不十分でテクノロジー分野でのスキル獲得やキャリア成長を妨げています。

幼少期、日本の就職したい企業No.1は私の両親が勤めていた企業でした。しかし父親からは「中国韓国に抜かれるから、いかないほうが良い」と言われ当時は困惑しました。しかし、2012年にシアトルに留学し、現地のエンジニアに「日本はIT分野では遅れている」と暗に言われただけではなく、両親が勤めていた企業が一万人以上に及ぶ大量解雇を行い、日本の大企業の競争力がなくなっていることを感じました。

その経験から「世界に通じるサービスやプロダクトの開発をする」ことが私の大事な価値観の一つとなっています。

例えばITスタートアップによる事業成長と社会のDXの推進には適切な人材とリソースが不可欠でありますが、進めようにも進められていないのが現状。そのため世界的に注目されるGoogleやAmazonのようなWebサービスを作ろうにも、そのレベルに達するエンジニアが国内の人材市場に少なく、そもそも人員も足りていません。

しかし、世界トップを走るIT企業と比較すると、開発の仕方や進め方でまだまだ学べることはあり、日本企業には大きな成長余地があります。

これらが今日本で起きている大きな課題です。この課題に向き合うことが、日本の競争力を向上させるのに役立つと考えています。

レバテックが
どんな未来を作っていきたいか

高速でグローバル化が進む世界、日々目まぐるしく変化し拡大し続けるビジネスのフィールド。途上国の人的資源が注目され賃金水準が上昇する状況に対し、先進国であるはずの日本の賃金水準は年々下がる一方です。

レバテックが目指す未来は、高速でグローバル化が進む世界と日本の社会課題に対処し、社会的価値を提供することです。

IT人材の育成と雇用を通じて、企業のIT問題の解決を通じ日本の企業価値向上を目指したいと考えています。ITのプラットフォームとエージェントを組み合わせたサービスが最適なマッチングを生み出し生産性を改善できると考えています。

日本のIT人材と開発組織を育て、増やすことを目指し、海外にもサービスを提供することを考えています。これにより、日本のIT技術とノウハウが国際社会に貢献し、国内経済に新たな収益源をもたらします。
IT分野での成長と発展を通じて、社会的価値を創造し、日本の社会を豊かにすることが、レバテックが目指している未来です。

日本を、 IT先進国に。

レバテックは、レバレジーズ株式会社のグループ会社として2017年8月に分社化しました。社員やお客様、そして社会全体に対する貢献と持続可能な発展へのコミットメントが示されており、その想いに共感した社員が集まることでますます事業成長も加速しています。

2023年にビジョンを更新し、「日本を、IT先進国に。」という力強いメッセージを発進しました。正直、このメッセージを会社として発信する怖さもあり、レバテックが日本を変えうる大きな存在になれるのかと少し心配な自分もいます。しかし、お客様のご意見や、社員が考えている事を集約し考え抜いた結果、日本を少しでもITを通して前進させられる会社でありたいと思い、このビジョンを掲げることにしました。

我々レバテックがいたからIT業界が上向いた、10年後そう言われる存在になりたい。その思いを込めて事業運営をし、業界に貢献していこうと考えています。

レバテック株式会社
代表執行役社長

髙橋 悠人