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AI普及でITエンジニア採用競争が激化、6割以上の企業が採用難易度の上昇を実感

半数超が採用増加、100万円以上の提示額引き上げも

IT業界に特化した人材・コンサルティング事業を展開するレバテック株式会社( https://levtech.jp/ )は、ITエンジニア採用を実施している企業の担当者553名に対して、生成AI普及に伴うITエンジニア採用市場の実態調査を実施しました。

AIの影響を受け、半数以上の企業がITエンジニアの「採用数を増やした」と回答

 AI普及の影響によるITエンジニアの採用数の変動について調査したところ、「増やした(16.5%)」「やや増やした(34.7%)」を合わせて半数以上の企業が採用数を増やしたと回答しました。

採用数を増やした理由については、「AI関連の開発・導入プロジェクトが増加したから(30.7%)」が最も多く、「AIを活用した新規事業・新サービスの立ち上げが増えたから(30.0%)」「AI活用を推進できるエンジニアの確保を強化しているから(18.0%)」と続きました。多くの企業で、AIの普及や活用に伴いITエンジニアの需要がさらに拡大していることが分かります。

6割以上がITエンジニアの採用難易度の上昇を実感、「要件の高度化」や「高度人材の採用激化」が要因

 AIの影響を受けたITエンジニアの採用難易度の変化について尋ねたところ、「上がったと思う(29.3%)」と「やや上がったと思う(37.1%)」を合わせて6割以上の企業が採用難易度の上昇を実感していることが分かりました。

難易度が上昇した理由としては、「AI時代に求められるスキル要件が複雑化・高度化したから(39.5%)」が最多となり、次いで「AIを使いこなせる高度な人材への需要が高まり、採用競争が激化したから(37.6%)」、「AI活用経験の有無など、評価すべき項目が増えたから(10.9%)」と続きました。

AIの普及により企業が求める人材要件が高度化・複雑化し、ITエンジニア採用の難易度が高まっていることがうかがえます。

AI時代、2社に1社が提示年収を増額、50万円以上の増額を行う会社も2割以上

 AIの影響を受けて内定時の提示年収がどのように変化したか聞いたところ、「上がった」と回答した企業は47.7%に上り、「下がった(2.7%)」と回答した企業の17倍以上という結果になりました。

提示年収の上昇額においては、「20万〜30万円未満(22.7%)」が最も高い割合となった一方、「50万〜100万円未満(13.6%)」と「100万円以上(8.3%)」を合わせると2割を超え、比較的大幅な引き上げを行う企業も一定数存在することが明らかになりました。

AI時代に求められるスキル水準が上がった職種、「セキュリティエンジニア」が1位に

 AIの影響により、市場全体で求められるスキル水準が特に上がったと感じる職種について尋ねたところ、「セキュリティエンジニア」が41.6%と最も多く、1位となりました。

 業態別に見ると、非IT関連の事業会社では「セキュリティエンジニア」が最も高い割合となったほか、システム開発関連会社では「セキュリティエンジニア」と「クラウドエンジニア」のスキル水準が高まったとする回答が目立ちました。AIの普及によって業務の自動化・効率化が進む一方、サイバー攻撃の高度化やAIを活用した新たなセキュリティリスクに対する対策への需要が高まり、専門的な判断が求められる領域において人材に求められるスキル水準が高まっていることがうかがえます。

〈レバテック株式会社 代表執行役社長 泉澤 匡寛のコメント〉

 今回の調査では、ITエンジニアの採用数について半数以上の企業が「増加傾向」にあると回答しました。
その背景には、AI関連の開発・導入プロジェクトの増加や、AIを活用した新規事業・サービスの立ち上げなど、企業におけるAI活用やIT投資の広がりがあると考えられます。AIの普及が必ずしもITエンジニアの需要縮小につながるわけではなく、新たな開発・事業機会を生み出すことで、むしろ人材需要を押し上げる側面もあることがうかがえます。

一方で、ITエンジニアに求められるスキル要件は複雑化・高度化しており、企業にとってITエンジニア採用のハードルはこれまで以上に高まっています。今回の調査でも、実に6割以上の企業が、ITエンジニアの採用難易度が上昇していると感じている実態が明らかになりました。

AI時代におけるITエンジニア採用を成功させるためには、単に提示年収を引き上げるだけではなく、変化し続けるスキル要件を正確に見極め、それに応じて柔軟に採用要件を見直していくことが重要です。また、優秀な人材を逃さないための迅速な意思決定に加え、自社におけるAI活用環境の整備や、ITエンジニアが最新技術に挑戦できる育成・就業環境を提示することも、人材の獲得・定着における大きな鍵となるでしょう。

◆泉澤 匡寛・プロフィール

2017年、レバレジーズ株式会社に入社。新規事業の責任者として、IT特化型就職支援サービス「レバテックルーキー」や、複数サービスを立ち上げ、事業の基盤を築く。

2021年、レバテック ITリクルーティング事業部部長に就任し、事業戦略の立案、採用、業務最適化を推進し、複数ブランドの成長を多角的に牽引。2023年4月にレバテック執行役員に就任し、2025年4月1日付で執行役社長に就任。

<調査概要>
調査年月:2026年7月14日~22日
調査方法:インターネット調査
調査主体:レバテック株式会社
実査委託先:GMOリサーチ&AI株式会社
有効回答数:553名
調査対象:IT/システム担当者の採用・人的リソース調達に関わっている方


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