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新卒エンジニア、採用担当者が最も重要視している点は「技術スキル」よりも「ヒューマンスキル」

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レバテック株式会社が運営する、ITエンジニア専門新卒向け就職支援エージェント、レバテックルーキー( https://rookie.levtech.jp/ )は、新卒エンジニアを採用する企業の新卒採用担当者289名を対象に、新卒エンジニアの採用選考の着眼点について調査を実施しました。

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新卒エンジニア、採用担当者が最も重要視している点は「ヒューマンスキル」

 新卒エンジニアの採用選考において、最も重要視している点は「コミュニケーション能力(58.8%)」でした。次いで「論理的思考力(36.7%)」「人柄(36.3%)」と続きます。※複数回答
次に多かったのは「プログラミングのスキルレベル(28.0%)」となり、昨年度の調査に引き続き*1、新卒エンジニア採用では、ヒューマンスキルが最も重要視されていることが分かりました。

さらに、プログラミングスキルを除く人柄やマインド面で重要視される点は「学習意欲が高い(48.1%)」が最も多く、次いで「継続的に努力ができる(42.6%)」「素直で誠実(41.9%)」「協調性がある(41.2%)」と続きました。※複数回答
現時点でのプログラミングスキルレベルよりも、プログラミング学習への取り組み意欲やその姿勢が求められるようです。

※1:2021年5月発表「企業向け新卒エンジニア採用調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000380.000010591.html

採用担当者から評価が高い学生の共通点、第1位は「素直で誠実」

 新卒エンジニアの採用で、採用担当者から選考の評価が高い学生の共通点は「素直で誠実(36.0%)」が最も多く、次いで「論理的思考力が長けている(35.3%)」「学習意欲が高く努力家(33.9%)」という結果になりました。※複数回答

一方で、回答が最も少なかったのは「キャリアビジョンが明確(5.9%)」でした。新卒エンジニアの採用では、入社後のキャリアプランやキャリアビジョンが決まっていなくても、評価の高さには大きく影響しないようです。

新卒エンジニア採用、お見送り理由で最も多いのは「コミュニケーション能力が低い」

 新卒エンジニアの採用選考で、最も多いお見送り理由は「コミュニケーション能力が低い(56.4%)」という結果になりました。次いで、「論理的思考力が低い(35.6%)」「人柄や性格面に懸念がある(30.4%)」「身だしなみや態度が悪い(26.6%)」と続きます。※複数回答

一方で、「キャリアビジョンが不明瞭(4.8%)」「自己分析を含む面接対策不足(6.9%)」は回答が全体の10%を切り、少数派の意見となりました。※複数回答

エンジニアは、円滑にプロジェクトを遂行するために、プログラミングの実装だけでなくスケジュール調整や情報連携など、チームメンバーとのコミュニケーションが欠かせません。そのため、選考で重要視する点と同様に、技術スキルよりもコミュニケーション能力やロジカルシンキングなどの人物スキルが、より重要視されると考えられます。

技術面でのお見送り理由、第1位は「自分で考えた実装ができていない」

 プログラミングのスキル不足による選考のお見送り理由で最も多かったのは、昨年の調査と同様に*1「自分で考えた実装ができていない(30.1%)」と、なりました。次いで「プログラミング学習に対する主体性が見られない(22.1%)」「ユーザーを意識した成果物の作成ができていない(21.8%)」と続きます。

新卒エンジニア採用では、「プログラミングコードが綺麗かどうか」よりも「自分で考えた実装ができているか」が重要視されているようです。プログラミングを用いた成果物を作成する場合は、教材やサンプルコードの模写ではなく、できる限り自分で考えてプログラミングを実装すると良いでしょう。

※1:2021年5月発表「企業向け新卒エンジニア採用調査」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000380.000010591.html

<事業責任者中嶋からの一言>
 今回の調査結果から、新卒エンジニアの採用選考において重要視される点は、「コミュニケーション能力」「論理的思考力」「人柄」などのヒューマンスキルであることが明らかとなりました。
プログラミングスキルが高くても、エンジニアとして組織の中で活躍できるイメージが持てなければ、選考に通過できないケースも多いようです。新卒でエンジニア職を希望する就活生は、選考の着眼点を理解したうえで、就活準備をすることをおすすめします。

技術面では、プログラミング学習の能動性や主体性が求められていることが分かりました。将来エンジニアを目指す学生は、外部の勉強会や書籍などを通して自学自習することが、採用選考の評価に繋がるのではないでしょうか。

今後、エンジニアを目指す就活生にとって少しでも参考になると幸いです。

<調査概要>
調査対象:新卒エンジニアを採用する企業の新卒採用担当者289名
調査会社:楽天インサイト株式会社(調査協力)
集計期間:2022年2月8日~2022年2月13日
調査方法:Webアンケート調査
有効回答数:289名


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