社会人エンジニアが転職活動で利用するメインチャネルは「転職エージェント」が最多
レバテックキャリアによる転職事情調査
- 正社員転職
レバテック株式会社が運営するITエンジニア・クリエイター専門エージェント、レバテックキャリア( https://career.levtech.jp/ )は転職したことがある社会人ITエンジニア300名を対象に、転職活動を考えるきっかけや、使用しているメインチャネルについて調査を実施しました。
全体の約3分の1のエンジニアがキャリアアップを視野入れて転職活動を実施
転職を考えるきっかけの1位には、「収入アップのため(45.0%)」があげられ、次いで「キャリアアップのため(30.3%)」「会社や業界の将来性に不安を感じて(25.3%)」と続きます。
エンジニアのキャリア形成には、PMやテックリードといった様々な選択肢がありますが、全体の約3分の1のエンジニアが、キャリアアップを視野入れて転職活動をしているようです。また、全体の4人に1人が、会社や業界の将来性に不安を感じて転職活動をしたことから、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、会社の売上や事業を展開する業界や市場の変化なども、転職を考えるきっかけになっていることが見受けられます。
転職活動で利用するメインチャネルは「転職エージェント」が最多に
エンジニアが転職活動で利用するメインチャネルは、「転職・求人サイト(36.0%)」を上回り、「転職エージェント」が39.7%で最多となりました。近年、人気を上げているスカウトサービスは、企業から直接スカウトを受けることが可能ですが、回答数は全体の10%を下回り、転職活動のサブチャネルとして利用するケースが多いようです。
転職エージェントが最も利用されている理由として、「希望の条件で転職ができそう(40.3%)」「転職の悩みが相談できる/しやすそう(19.3%)」、「早く転職ができそう(14.3%)」が上位にあげられました。
エージェントでは、求職者1人につき専門アドバイザーがつくため、キャリアの相談がしやすい点が要因として考えられます。Web上には掲載されていない情報や非公開求人も存在するため、2次情報だけでは知り得ない有益な情報を得ることができる点も、メリットとしてあげられます。
全体の4人に1人が、働く環境やリモート勤務を重要視
今後転職活動をする場合に選ぶ企業の判断軸の1位には、「給与(66.0%)」があげられました。次いで、「勤務地(29.0%)」「業務内容(27.0%)」「働く環境/リモート勤務等(24.0%)」と続きます。
全体の4人に1人が、働く環境やリモート勤務を重要視していることが分かりました。2021年7月に発表したレバテックキャリア「エンジニア働き方事情調査」*1では、社会人エンジニアの53.7%が「フルリモート可能かどうか」を仕事選びで重要視している、と回答しました。
会社選びで入社する決め手になったこと、今後なりそうなことの1位には「給与(60.3%)」があげられ、次いで「業務内容(29.3%)」「勤務地(27.0%)」「働く環境/リモート勤務等(21.3%)」と続きます。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、リモート勤務などの働き方や働く環境は、社会人エンジニアの転職活動における重要なポイントであると考えられます。
※1.2021年7月発表【エンジニア働き方事情調査】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000399.000010591.html
<事業責任者泉澤からの一言>
今回の調査結果から、社会人エンジニアが転職活動で利用するメインチャネルは「転職エージェント」ということが分かりました。
実際にスカウトサービスは多くの社会人エンジニアが利用していますが、転職意欲が顕在化したタイミングでは、スカウトサービス上から連絡を受け取ったヘッドハントを含む転職エージェントを利用するなど、転職活動が本格化した際に利用チャネルが切り替わっていることが考えられます。
また、約4分の1の社会人エンジニアが働く環境やリモート勤務を重要視していることも見受けられました。今後もより、売り手市場が強まると予測されるエンジニア採用市場では、働く環境の改善にいち早く取り組むことが、採用活動成功の鍵になるのではないでしょうか。
<調査概要>
調査対象:転職活動をしたことがある社会人エンジニア
調査会社:楽天インサイト株式会社
集計期間:2021年10月26日〜2021年10月29日
調査方法:Webアンケート調査
有効回答数:300名