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23年度卒採用、4社に1社が本選考開始時期を「早期化」

新型コロナウイルス感染拡大に伴う、今後の新卒エンジニア採用動向と課題

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レバテック株式会社が運営する、ITエンジニア専門新卒向け就職支援エージェント、レバテックルーキー( https://rookie.levtech.jp/ )は、新卒エンジニアを採用する企業の新卒採用担当者321名を対象に、今後のエンジニア採用動向と採用課題について、調査を実施しました。

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約6割の企業が、23年度卒採用にオンライン選考を導入予定

23年度卒エンジニア採用では、新卒採用を行っている企業全体の58.2%が2021年3月時点で、オンライン選考の導入を予定していることが明らかになりました。

本社所在地別でみると、首都圏に所在する企業のうち61.2%、首都圏以外に所在する企業では53.0%がオンライン選考を導入するという結果になりました。

一方で、「全て対面実施」と回答したのは全体の4.7%です。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、選考のオンライン化が進んだことと、オンライン選考導入により母集団の増加や採用予算のコスト削減など従来の採用よりも効率的になったこと*1が、要因として考えられます。

22年度卒採用では、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、全体の8割がオンライン選考を導入していることが明らかになりましたが*2、23年度卒採用でもオンライン選考を継続する企業が多いようです。

※1.2.レバテックルーキー【2021年2月発表】22卒エンジニア採用意識調査https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000360.000010591.html

4社に1社が23年度卒の本選考開始時期早期化を検討、半数以上の企業が年内に本選考開始

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、全体の25.3%が23年度卒採用の開始時期を例年よりも「早期化する予定」という結果になりました。採用開始時期は、全体の22.2%が2021年6月よりも前に開始予定と回答しています。また、全体の51.5%が2021年内に本選考開始を検討していることが分かりました。

一方で、「晩期化する予定」と回答したのは全体の3.7%となりました。4社に1社が「早期化する予定」と回答したのに対し、晩期化する企業は少ないようです。

全体の49.2%は、採用開始時期に「変化なし」と回答していることから、約半数の企業は、22年度卒採用と同様の時期に23年度卒の本選考を開始することが見受けられます。また、「未定」と回答したのは全体の21.9%となりました。

23年度卒本選考開始前、最も実施予定の多いコンテンツは「会社説明会」

23年度卒の本選考開始前に実施予定のコンテンツで最も多かったのは、「会社説明会(57.9%)」となりました。次いで、「1日インターン(26.3%)」「社員面談(26.3%)」「セミナー(24.6%)」と続きます。※複数回答

一方で、回答が少なかったのは、「3ヶ月以上の長期インターン(3%)」「3ヶ月以内の長期インターン(10.4%)」という結果になりました。※複数回答

23年度卒採用は、全体の約6割が選考のオンライン化を予定していることから、オンライン上で手軽に実施が可能、かつ学生が気軽に参加できるコンテンツを取り入れる企業が多いことが考えられます。

23年度卒採用と並行して22年度卒内定者フォローを実施するケースが一般的と考えられますが、本調査では22年度卒内定者フォローについて、「実施する予定はない」と回答した企業は全体の8.4%だったことから、ほとんどの企業で入社前フォローが実施予定ということが明らかになりました。

22年度卒の入社前フォローで最も多かったコンテンツは、「社員面談(46.1%)」でした。次いで、「交流会(36.4%)」「座談会(32.7%)」という結果になりました。※複数回答

新卒エンジニア採用、企業が最も苦労しているのは「学生のスキルレベルの見極め」

新卒エンジニア採用をする上で、特に苦労していることで最も多かったのは、「学生のスキルレベルの見極め(56.7%)」ということが明らかになりました。次いで、「現場エンジニアと人事の目線摺合せ(30.2%)」「採用要件の設定(23.4%)」と続きます。

選考のオンライン化に関係なく、新卒エンジニア採用では総合職とは異なり、プログラミングスキルやエンジニアとしての素養などの専門的な知識や経験が選考要素の一部に含まれるため、上記の結果になったことが原因と考えられます。

また、オンライン選考のデメリットとして多かったのは、「候補者の雰囲気や表情が伝わりにくい(42.6%)」、次いで「正確に候補者をジャッジできているのか分からない(20.3%)」ということから*3、選考のオンライン化が進む中で学生のスキルレベルのジャッジや採用要件設定は、新卒エンジニアを採用する企業側にとって、今後より重要な課題と言えるのではないでしょうか。

※3.レバテックルーキー【2021年2月発表】22卒エンジニア採用意識調査https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000360.000010591.html

<事業責任者泉澤からの一言>
2021年3月21日に緊急事態宣言が全面解除されましたが、企業の採用活動は今後もオンライン選考を継続する傾向にあるようです。また、22年度卒よりも早く本選考を開始する企業も複数見受けられました。
新卒エンジニア採用では、学生のプログラミングスキルやエンジニアとしての素養を企業がジャッジすることは特に難しく、苦労する企業も多いようです。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、各社の選考のオンライン化が進む中で、今後の新卒エンジニア採用は益々企業と学生のマッチングを見極める必要があるのではないでしょうか。

<調査概要>
調査対象:新卒エンジニアを採用する企業の新卒採用担当者321名
調査会社:調査協力:株式会社インテージ
集計期間:2021年2月5日~2021年2月8日
調査方法:Webアンケート調査
有効回答数:321名


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