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【レバテックフリーランス版】プログラミング言語別 案件ランキング発表

Java、PHPの案件が全体の半分近くを占める一方、前年度好調だったRubyは均衡崩れで大きく縮小

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レバテック株式会社が運営するITエンジニア・クリエイター専門エージェント、レバテックフリーランスは、フリーランス向けの新規案件データをもとに2019年度の「プログラミング言語別ランキング調査」を行いました。

全文は下記リンクよりご覧いただけます。
https://career.levtech.jp/guide/knowhow/article/606/

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フリーランスITエンジニア市場の動向

2018年度では、JavaとPHPの案件が全体の約43%を占め、JavaScriptが12.9%のシェアで第3位にランクインしました。2019年度では、フリーランス市場全体の傾向は前年度と大きく変わらず、引き続き大型言語の独走状態が続いております。一方、需要が大きく増減した言語もあり、変化の多い年度でもありました。

JavaとPHPが全体の約45%を占める。Pythonはランク外

フリーランス市場では、JavaとPHPの需要が依然として高く、全体の約45%を占めています。

一方、求人側で人気のPythonはランク外。C#/C#.NETはJavaScriptを抜き、3位にランクインし、上位5言語が全体シェアの70%近くを占める形になりました。

Python需要は情報流出への懸から求人側に傾く

シェア1位のJavaは根強い人気を誇り、昨年度に引き続き、SIerなどが扱う大規模toBシステムなどで採用されています。2位のPHPは昨年度より需要が減少したものの、Web開発の現場で広く使用されており、景気不振に伴うコンサバティブな言語への市場の回帰によって、需要が盛り返すことが期待されます。

求人側のPython人気と異なり、フリーランス市場ではPythonは4%のシェアにとどまっています。データサイエンスの現場で活躍するPythonエンジニアは、対象データの機密性と情報セキュリティの観点から、業務委託より正社員としての採用で多く募集されています。

また、経験の浅い若手人材の需要が一定数ある求人市場と異なり、即戦力が求められるフリーランス市場では案件数が限られていることも要因の1つに挙げられます。

C#/C#.NETはWindows案件を中心に需要増。Rubyは均衡崩れで大きく縮小

C#/C#.NETは2.27ポイントの上昇で、伸び率1位となりました。機械制御などにも利用されDXを支えているWindowsシステムに多く使われていることが、需要増に大きく寄与したと考えられます。

COBOL言語は、新規プロジェクトでの採用があまり見かけない一方、長年金融機関や政府機構の大規模システムに使用されてきたため、保守や改修工程の需要は健在しています。正社員としての雇用ニーズは落ち着いたものの、案件側の需要はしばらく続くことが考えられます。

一方、前年度までは増加傾向だったRubyの需要が減少し、伸び率マイナス1.53ポイントと全体に占める割合が大きく縮小した形になりました。

Rubyが縮小している要因としては、主に以下の2つが挙げられます。1つ目は過去3年間の採用ラッシュ時に未経験人材を採用し育成に成功してきたことから、実務経験のない若手への需要が落ち着いたことです。長く続いた売り手市場が終わり、2017年度、2018年度と比較して、Ruby人材に対するスキルジャッジが厳しくなっています。

2つ目の大きな要因は、Rubyを取り入れる企業数そのものが減少したことが挙げられます。Web系の開発にRuby on Railsを使用していた一部の企業はPython、PHPにリプレイスする傾向が出てきており、Rubyの案件数減少の追い風となったと考えられます。

<調査概要>
調査対象:「レバテックフリーランス」のフリーランス向け新規案件データ
調査期間:2018年度 2018年4月1日~2019年3月31日
               2019年度 2019年4月1日〜2020年3月31日
調査方法:対象期間中に新規発生した求人・案件データを言語ごとに自社のデータベースより抽出


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