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レバテック、企業の業務委託IT人材の活用動向、2021年版発表

2021年は業務委託を活用する「老舗企業」が増加

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レバテック株式会社が運営する、フリーランスITエンジニアのための案件紹介サービス『レバテックフリーランス』( https://freelance.levtech.jp/ )は、「2021年の企業の業務委託IT人材活用動向」を発表します。2021年に「レバテック」で業務委託のIT人材を募った企業のうち、どのような企業がどのようなタイミングで業務委託を活用していたのかを、「業界」や「設立からの年数」の切り口で分析し、傾向を明らかにします。

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システム開発の需要が拡大し、業務委託案件の発生する企業数は、昨対比で約5割増

2019年から2020年にかけ、業務委託案件が発生する企業数の増加率が約1割増であるのに対し、2020年から2021年は新型コロナウイルス感染拡大が落ち着きを見せたことや、システム開発需要が拡大したことにより約5割増となりました。

新型コロナウイルス感染拡大で需要が伸長した「EC関連」の案件発生企業数が増加

2021年昨対比で、3割以上案件が発生した企業数が増えている業界は「医療・バイオ」「機械・電気製品」「小売」「中間流通」「運輸」となりました。一方で、東京オリンピックが終わった影響を直に受けた「建設」は約1割減となっています。

「医療・バイオ」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により対応が急務であったことから、ITシステム開発の需要が増加。「機械・電気製品」や「小売」「中間流通」ならびに「運輸」は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、需要が拡大していることから、ITシステム開発の需要も増えています。

スタートアップやベンチャー企業のフリーランス活用は、新型コロナウイルス感染拡大初期から増加

2020年は、設立後19年以下のスタートアップやベンチャー企業で業務委託案件が発生した発生させた企業の数が増加しましたが、設立後30年以上の老舗企業は減少。2021年は、設立年数を問わず業務委託案件が発生した企業の数は増加しました。

新型コロナウイルス感染拡大以前は会社に出社をし、作業することが一般的でしたが、コロナ禍では思うように出社ができず、開発を止めた企業も見られたため、業務委託案件を出した企業数は減少しました。

まとめ

2021年は、新型コロナウイルス感染症が少しずつ収束しはじめたことや、大手企業のDXが活発になったことから、業務委託案件が発生した企業が増加したと考えられます。その一方で、東京オリンピックが終わった影響を直に受けた「建設業界」では、案件発生が縮小傾向にありました。また、設立年数別の業務委託案件の企業数推移グラフでは、設立からの年数に関係なく、案件発生した企業数が増えています。

今後、DXの活発化でエンジニアの需要が高まるのと同時に、経済産業省のDXレポート*1にある「2025年の崖まで」という短い期間でDX対応が求められることが予測されます。そのため、即戦力となるフリーランスを活用する企業が増えていくことが考えられるでしょう。

*1経済産業省【2018年9月発表】DXレポート( https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/pdf/20180907_01.pdf )

調査概要
調査対象:「レバテック」において業務委託案件が発生した企業数の実績データ
調査期間:2019年1月~11月、2020年1月~11月、2021年1月~11月


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